ピントを合わせて見るということ

なんとなくしか見ていなかったものを、
しっかり焦点を合わせて見た瞬間に、
それまで気付かなかった、いろんな情報が飛び込んでくる…

前回も書きましたが、その瞬間がとても好きです。

ふわふわの葉

でもそれは、モノを目で見る時だけでなく、
心を感じる時も同じです。

例えば、
「バスケが好き」「音楽が好き」「ゲームが好き」
など、何が好きか、というのは人の数だけ答えがありますね。

でもその中でもさらに、
「なぜ好きか」「どのくらい好きか」「どういう瞬間が一番楽しいか」
などを詳しく見てみると、好きなものが同じでも、人それぞれに
全然違う答えが返ってくることが多いと思います。

人と関わる中で、
この人にとって「好き」や「楽しい」はこんな形をしているのか、とか
対して自分はこの人とは少し違って、こういう風に感じているなぁ、とか

ピントを合わせてみてみると、本当に一人ひとりみんな違っていて、
それがわかるたびに感動してしまいます。

もちろん、楽しいだけでなく、「悲しい」「腹が立つ」や、あるいは
知っている言葉で言い表せそうにないもやもやした心も同様にです。

誰もがみんな持っているけど、よく見たらその人しか持っていないもの。
そこら中にたくさんあるように見えて、一つしか存在しないもの。

そんな、ピントを合わせることで見えてくる心の形を、
私は何よりも大切にしていきたいと考えています。

投稿者プロフィール

中根春奈
中根春奈
誠実さと敬意をもって、知ること、考えることを大切にしています。

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