過去の自分に聞いてみよう

以前、友人が言っていたことです。

とても興味深い話だったので、つい

「ちょっと、メモをとらせてもらっていい?」と食いついてしまった、

落ち込んだときの対処方

 

それはとても簡単で、日頃経験した

嬉しかったこと

元気が出た時

テンションが上がった時…

 

などの、ポジティブな感情に繋がったきっかけを
ふとしたときにメモに残しておき、

落ち込んだ時に見返す、というものでした。

 

友人の場合はどうかと聞くと、

「魚肉ソーセージがおいしかった」とか、

「一歩も外に出たくない気分の日、がんばってゴミ出しができた」

など、どれも些細なことばかりでした。

でもきっと、そこが重要なポイントなんでしょう。

 

ささやかすぎて、普段いちいち覚えていないようなことは
落ち込んでいる時にはなおさら、思い浮かばないものです。

でも、メモを残しておくことで記憶の底からすくい上げて来られるんですね。

 

そしてそれは、
他の人から「こうしたらいいんじゃない?」と
言われたことを試すよりも、ずっと信ぴょう性があって、
実践してみようとしやすいことなのではないかと思います。

だって、他でもない自分自身が経験したことですから。
もし忘れてしまっていても、確かに記録した自分がいるのです。

 

私自身にもシチュエーションは違えど、
似た経験がありました。

スーパーの魚売り場で迷っている時、
「この魚はどんな味だったっけ?
 でもすごくおいしかったことだけははっきり覚えている…」

その半分だけの確信に従った結果、
「ああ本当だ、やっぱりおいしかった!」
と感動したものです。

大袈裟かも知れませんが、
「過去の自分を信じてよかった!」
というのは、なかなか特別感のある感動でした。

 

未来の自分が落ち込んだときに
(いや、べつに落ち込んだときでなくても!)
良い気分になれるようにとメモを残した時の気持ちも
一緒に思い出せるなら、これほど心強いことはありませんね。

 

私もひとつ、参考にしてみようと思ったのでした。

 

日本茶

 

 

 

投稿者プロフィール

中根春奈
中根春奈
誠実さと敬意をもって、知ること、考えることを大切にしています。

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