知らぬ間の克服

エビサンド

突然ですが、写真はお気に入りのカフェの中でも

特に好きなメニュー、エビフライサンドです。

揚げたてのサクサクのエビがたまりません!

 

特別な日のお弁当に使われていそうな、

星型のつまようじもちょっと嬉しいポイントです。

 

でも今回の話は、エビサンドではなく、

隅っこのパセリ、そして「克服」についてのお話です。

 

パセリ、私は小さい頃に苦手だと思って以来

全く口にしていなかったのですが、

数年前に思い切って食べてみると、

むしろ好きだということに気付きました。

 

人は心身ともに日々変化し続けるもので、

子どもから大人になる過程で

感じ方もいろいろと変わっていく…

 

味覚はその最たるもので、

嫌いな食べ物は気付けば年々減り続けている気がします。

 

「がんばって克服した!」ということもなく、

気付けば快く受け入れられるようになっていました。

 

食べ物に限らず、何でも、

苦手だと思って遠ざけていた物事が、

ある日ふとすんなり受け入れられたり、

逆に好きだと感じられるようになることもあります。

 

苦手だと感じていた原因が、

それそのものでなく、周囲の環境によるものだったり、

 

知らない間に、似て非なる性質の物事を

たくさん経験していて、いつのまにか慣れていたりするんですね。

 

いま学校の勉強が苦手という人でも、

学生という立場を卒業し、

「テストの点数」というものから解放された途端に、

勉強が劇的に楽しく感じられるようになることもあります。

 

それは、勉強そのものでなく、

「テストで良い点を取る」のが苦手だっただけなのでしょう。

 

苦手なもの、好きになれないものを

なんとか克服しようとぶつかり続けることも

良い結果を生み出す手段の一つですが、

 

一旦大きく距離をとり、

忘れたころにまた試してみる、というのも

とても有効な克服方法だったりします。

 

周囲の環境が変わったり、

あの頃から自分は少し変わったかも?と思ったら、

それはきっと、再チャレンジのいい機会ですね。

 

 

投稿者プロフィール

中根春奈
中根春奈
誠実さと敬意をもって、知ること、考えることを大切にしています。

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